このブログの運用リポジトリは、2026年5月11日の初回コミットから始まりました。2026年7月22日時点では314コミット、公開記事31本まで増えています。
GitHubに置いているのは記事下書きだけではありません。data/articles.csvで記事を管理し、WordPress反映用データ、サイト監査結果、内部リンク、SNS投稿、次にやる作業まで、公開後に必要な情報を分けて記録しています。
続けて分かったのは、GitHubの価値はブラウザで編集できること以上に、いつ、何を、なぜ直し、どこまで確認したかを1作業単位で戻って確認できることでした。
この記事では、実際のblog-opsリポジトリ構成に加えて、2026年7月22日にAdSense関連記事3本を更新し、公開38URLと画像112点を確認して、関連6ファイルだけをコミットした例まで紹介します。
31記事・314コミットで使った実際のGitHub運用
実際の運用では、記事1本の公開だけでなく、WordPressの変更、表示確認、Search Console、SNS、次回タスクを別ファイルへ残しています。2026年7月22日の更新では、別作業の未コミット変更を除外し、AdSense関連記事3本に関係する6ファイルだけをc54b95dとして記録しました。
実際に分けた3種類の運用記録
このリポジトリでは、data/articles.csvで36記事行を管理し、data/sns_posts.csvとdata/x_growth_metrics.csvでX投稿を分け、data/site_qa_snapshot_*.jsonで公開URL・画像・転送・内部リンクの監査結果を残しています。WordPressの管理画面だけでは追えない公開後の判断を、Gitの差分から確認できる形にしています。
- 記事タイトルと公開状況の一覧
- 狙っているキーワードのリスト
- 記事の下書きファイル
- 画像生成プロンプトの記録
- スクリーンショットの保存ログ
- 公開前チェックリスト
- 次にやるタスク一覧
- Search Console・Analyticsの確認メモ
これらをローカルフォルダだけで管理していると、PCを開かないと確認できません。ファイルが増えるほど「どれが最新か」も判断しにくくなります。
GitHubに置くと「いつでもどこでも」確認・編集できる
GitHubに置けば、ブラウザからMarkdownやCSVをいつでも確認できます。必要なときはオンラインで直接修正することも可能です。
また、このブログではCodexに作業を依頼することが多いため、GitHubに運用ファイルが集約されていると「今どこまで進んでいるか」をAIに伝えやすくなる、というメリットもあります。
GitHubで管理しているファイル一覧
AIブログ実験室では、GitHubを「記事本文の置き場」ではなく、ブログ運営全体の記録庫として活用しています。代表的なファイルは以下のとおりです。
| ファイル | 用途 |
|---|---|
data/articles.csv | 記事タイトル・カテゴリ・公開状態・URLを管理 |
data/keywords.csv | 狙うキーワードと検索意図を管理 |
*_draft.md | 記事本文の下書きを保存 |
*_result.md | 作業結果・公開後の記録 |
assets/image_prompt_log.md | 画像生成プロンプトと使用状況の管理 |
screenshot/screenshot_log.md | スクリーンショットの保存状況を記録 |
screenshot/redaction_queue.md | マスク処理が必要な画像の管理 |
AGENTS.md | ブログ運用ルールをまとめたドキュメント |
この一覧がGitHub上にあると、Codexに「次に作る記事を提案して」「公開済み記事のリンク矛盾を確認して」といった指示を出しやすくなります。
GitHubに絶対に上げてはいけない情報
GitHubは便利ですが、何でも上げてよいわけではありません。特にブログ運用では、作業ログやスクリーンショットに管理画面のURL・ユーザー名・測定IDなどが写り込みやすいため注意が必要です。
以下のものは、GitHubに上げないと決めています。
- パスワード・APIキー・認証コード
- DB情報・秘密鍵・決済情報
.envファイル- rawスクリーンショット画像(管理画面が写り込む可能性があるため)
- 個人情報・高リスク情報が含まれる画像全般
AIブログ実験室では、作業証跡としてraw画像はローカルに保存していますが、Git管理からは除外しています。記事やSNSで使う場合は、個人情報部分をマスクした「redacted画像」のみを使います。
最初はPrivateリポジトリで始めるのが安全
ブログ運用ログには「公開してもよい情報」と「慎重に扱うべき情報」が混在します。そのため、最初はPrivateリポジトリで始めることを強くおすすめします。
Publicリポジトリにすると、記事の下書きや作業ログだけでなく、過去のコミット履歴もすべて公開されます。後から情報を削除しても、履歴に残ってしまう場合があります。
まずPrivateで運用を始め、外に出してもよいテンプレートや情報だけを別途整理して公開する——この流れが現実的で安全です。
GitHubでオンライン編集する5つの基本操作
GitHubの画面は英語が中心ですが、ブログ運用で最初に使う操作はそれほど多くありません。次の5ステップを覚えるだけで十分です。
STEP 1:リポジトリを開く
GitHub上のブログ運用リポジトリにアクセスします。
STEP 2:編集したいファイルを開く
例えば、記事管理なら data/articles.csv、次のタスク確認なら next_tasks.md を開きます。
STEP 3:鉛筆アイコンをクリック
ファイル画面の右上にある鉛筆アイコンを押すと、ブラウザ上で直接編集できます。
STEP 4:内容を修正する
Markdownファイルなら文章を、CSVなら行を編集します。
STEP 5:「Commit changes」で保存する
GitHubでは保存のことを「Commit changes」と呼びます。最初は難しく考えず、「変更を確定するボタン」と覚えておけばOKです。
英語画面が苦手な場合の対処法
GitHubには日本語UIへの切り替え機能がありません。Chromeの翻訳機能を使うと画面の意味は把握しやすくなりますが、いくつか注意点があります。
- ファイル名まで翻訳されて表示されることがある
- コードやコマンドの表示が崩れることがある
- Markdownの本文の見え方が変わることがある
ファイル名やコマンドをコピーするときは、翻訳をオフにした状態で操作する方が安全です。
また、以下の画面は最初のうちは触らなくて問題ありません。必要になったタイミングで確認すれば十分です。
SettingsSecurityDeploy keysActions secretsBranches
GitHubとCodexを組み合わせるとできること
GitHub上に運用ファイルが整っていると、Codexへの指示がぐっとスムーズになります。たとえば以下のような作業を任せられます。
data/articles.csvを参照して次に書くべき記事を提案する- 公開済み記事と未公開記事の内部リンクの矛盾を確認する
- タスクリストを整理して優先順位を整える
- 記事の下書きをMarkdown形式で作成する
- 公開後の作業ログを自動生成する
- SNS投稿の案をCSVに追加する
- 変更内容をGitHubにコミットして履歴に残す
WordPressの管理画面だけを見ていると、作業の文脈がその場限りになりがちです。GitHubにログを残しておくことで、「前回なぜこう判断したか」を後から確認できるようになります。
AIブログ実験室で実際にやったこと
このブログでは、次の手順でGitHubとの連携を整えました。
まず、ローカルのブログ運用フォルダをGitリポジトリとして初期化し、GitHubに上げてはいけないファイルを .gitignore で除外しました。特に重要だったのがスクリーンショットの扱いで、raw画像はGit管理から外し、redacted画像のみ使う方針に統一しています。
その後、GitHubでPrivateリポジトリを作成し、ローカルの main ブランチを接続しました。
git remote add origin https://github.com/fukuroworksai01-stack/blog-ops.git
git push -u origin main
これで、記事の下書きや作業ログをGitHub上のブラウザから確認できる状態になりました。
初心者がよくやってしまう失敗と対策
GitHubは便利な反面、初心者がつまずきやすいポイントもあります。事前に把握しておくと安心です。
- rawスクリーンショットをそのまま上げてしまう
.envや秘密鍵を誤ってコミットしてしまう- Publicリポジトリにしてから情報の写り込みに気づく
- Chrome翻訳でファイル名やコードの表示が変わる
- 編集後に「Commit changes」を押し忘れて閉じてしまう
- 何を変更したかメモせずコミットしてしまう
現在の活用状況
このブログでは、GitHubを記事の保管庫としてだけでなく、ブログ運営の実験ログとして利用しています。2026年7月15日時点で、以下の運用ファイルをリポジトリ内に作成し、更新しています。
- 月次レポートテンプレート
- リライト候補リスト
- 内部リンク管理表
- Search Console確認ログ
- SNS投稿管理表
- 記事ごとの改善ログ
リポジトリの公開範囲を変更する場合は、GitHub公式の「リポジトリの可視性を設定する」を確認します。パスワードやトークンなどの機密情報を誤ってコミットした場合は、ファイルを削除するだけでなく、認証情報の無効化・再発行と履歴からの削除が必要です。手順は「リポジトリからの機密データの削除」を参照してください。
記事が増えるほど、WordPressの管理画面だけでは全体像が見えにくくなります。GitHubで運用ファイルを整理しておくことで、Codexにも「今どこまで進んでいるか」を正確に伝えやすくなります。
まとめ:GitHubはブログ運営の「実験ログ」を残す場所として使う
この記事のポイントをまとめると
- GitHubを使うと、ブログ運用ファイルを変更履歴つきで一元管理できる
- 記事の下書き・キーワード管理・作業ログ・画像生成プロンプト・次のタスクをまとめておくと、運営の流れが見えやすくなる
- 最初に「上げないものを決めること」が最重要(パスワード・APIキー・rawスクリーンショットなど)
- まずはPrivateリポジトリで小さく始めるのがおすすめ
- 慣れてくれば、Codexとの連携も含めてブログ運営全体が格段にスムーズになる
GitHubをうまく活用して、再現性のあるブログ運営の仕組みを一緒に作っていきましょう。
